日本仮想化技術、NTTドコモの次世代MEC試験環境「Beyond-MEC」を支援

報道関係者各位
プレスリリース

2021年7月15日
日本仮想化技術株式会社

日本仮想化技術、NTTドコモの次世代MEC試験環境「Beyond-MEC*1」を支援

オープンソースのクラウド技術である”OpenStack”の導入支援やコンサルティングを手掛ける日本仮想化技術株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:宮原 徹)は、NTTドコモの次世代MEC試験環境「Beyond-MEC」を支援いたします。

5G時代のアプリケーションとして高解像度の動画コンテンツの活用が見込まれております。双方向コミュニケーションによる臨場感のあるオンラインXRライブや、医療や見守り介護などでの遠隔地とのコミュニケーションなどで、4K動画のストリーミングやXRデバイスの利用が想定されております。これらの高解像度の動画コンテンツを活用するために、動画配信に適したNW特化型クラウドを移動通信網の中に設置し、5Gの無線技術やコアネットワーク技術と組み合わせて提供する必要があると考えました。当社ではNTTドコモと共にNW特化型クラウドについての検討を重ね、次世代MEC試験環境「Beyond-MEC」の提供およびドコモ5GオープンラボYotsuya利用者の検証を支援いたします。

4K/8Kの高解像度の動画コンテンツやXR向けのコンテンツは、端末あたり50〜100Mbpsのスループットを要求いたします。このような要求に応えるため、NW特化型クラウドでは100ギガビットイーサーネットの高速ネットワークやSR-IOVのようなネットワーク高速化技術、Smart NICのようなハードウェアオフロード機能など、最新のテクノロジーを組み合わせたクラウドアーキテクチャを検討しました。その結果、異なる物理ホスト上での仮想マシン間のスループット80Gbpsを達成し、要求に応えられることを実証しました。

図1:NW特化型クラウドのメリット

日本仮想化技術は、次世代MEC試験環境「Beyond-MEC」を通じて、5G時代のアプリケーションやサービスの創出を支援していきます。

※1 MECとは、移動通信網において、お客さまにより近い位置にサーバーやストレージを配備する仕組みです。

次世代MEC試験環境「Beyond-MEC」
https://www.docomo-bmec.com/

リンク
日本仮想化技術 https://virtualtech.jp

日本仮想化技術について
日本仮想化技術は、2006年に創立された、仮想化技術に特化した独立系のテクノロジー・カンパニーです。クラウド技術に関する調査研究や、OpenStackの導入支援やコンサルティングを手掛け、通信事業社を中心に数多くの実績があります。より詳しい情報は日本仮想化技術のホームページをご覧ください。